はじめてのロゴ・マーク制作
近年、ビジネスプレゼンス構築において、企業・商品ロゴは大変重要な役割を担っています。ロゴは企業や商品のシンボルマークです。企業コンセプトや経営理念・商品イメージをアピールできるロゴを制作します。また、ロゴはウェブサイトや、パンフレット、名刺、アプリアイコンなど様々なシチュエーションで使用するため、どの場面においても使用しやすいデザインを考案します。
ロゴとは
大辞林第三版の解説には
ロゴマーク【和 logo-mark】
企業やブランドのイメージを印象づけるように,ロゴタイプやマークを組み合わせて図案化したもの。
ロゴタイプ【logotype】
①二つ以上の活字を組み合わせて一つの活字としたもの。ロゴ。
②社名やブランド名の文字を個性的かつ印象をもたれるように、デザインしたもの。ロゴ。
と書かれています。これによると図形と文字を組み合わせてデザインしたものが「ロゴマーク」、文字のみをデザインしたもが「ロゴタイプ」になりますが、一般的にはこれらを総称して「ロゴ」と呼ばれています。
また、キャッチフレーズやスローガンをロゴに組み込んだデザインもあります。このキャッチフレーズやスローガンのことをタグラインと呼びます。
ロゴとタグライン
多くの企業では、ロゴと共にタグラインを持っています。
タグラインとは、社是、企業のコンセプト、主張を表すスローガンやキャッチフレーズの事で、ロゴに添えて表示されることが多いです。
有名なものでは、
マクドナルドの 「i'm loven' it」
インテルの 「インテル入ってる。」
ロッテの 「お口の恋人」
ナイキの 「JUST DO IT.」
など、CMの最後に表示されることも多く、誰もが1度は目にしたり、耳にした事があるフレーズです。
タグラインは上記のような大企業が、CMやプロモーション広告のためだけに必要とするものではありません。
お客様に伝えたい企業コンセプトや経営理念、商品イメージなどのメッセージがロゴだけでは、伝わらない場合もあります。そういうときに、タグラインが効果を発揮します。ロゴとタグラインを一緒に用いることで、企業メッセージをより分かりやすく提供することができます。
ロゴの種類
ロゴには、シンボルマークのみのもの、シンボルマークとロゴタイプを組み合わせたもの、ロゴタイプ自体をロゴにしたものなど、様々なパターンがあります。
シンボルマークのみ(シンボルロゴ)
シンボルマークのみのロゴで有名なものは、アップルのリンゴマークや、マクドナルドの「M」のようなマーク、ナイキのスウッシュマークなどです。
例)
ロゴタイプ
ブランド名や企業名をデザイン化してロゴにしたものをロゴタイプといいます。ロゴタイプで有名なものは、SHISEIDOやSONY、PANASONICなどです。
例)
シンボルマークとロゴタイプを組み合わせたもの
多くの企業や団体、商品のロゴはこのタイプです。シンボルマークの横、もしくは下にロゴタイプを配置しているものなどがあります。
例)
例)
シンボルマークとロゴタイプにタグラインを加えたもの
弊社のロゴはこのタイプです。ロゴだけでは伝え切れないメッセージをよりわかりやすく表現できます。
エンブレム型のロゴ
エンブレム型のロゴで有名なものは、スターバックスのロゴやサッカーチームのロゴなどです。ユニフォームやワッペンなどに使用しやすい形です。
ロゴには、色々な種類のパターンがありますが、ロゴの使用イメージにあった形状のものを選びましょう。
ウェブサイト、名刺やチラシなどの印刷物、自社ブランドの製品・パッケージ、店舗の看板、制服などロゴの使われる場所は様々です。
ウェブサイトや名刺に使うと格好いいけれど、製品パッケージにはインパクトが足りない、パッケージや制服などには使いやすい形だけれど、看板には使いにくいなどという可能性もあります。
シンボルマークとロゴタイプを組み合わせたものにすれば、使用場所によってはシンボルマークのみを使うこともできます。